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あかね噺(Akane-banashi) 2巻 raw・ネタバレ

あかね噺 2巻
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あかね噺 2巻

少年 / ジャンプ / 人情
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前座の扉を叩く朱音にとって、老人ホームでの高座は残酷な洗礼だった。磨き上げたはずの噺は冷たい空気の中で霧散し、客の視線は容赦なく彼女の未熟さを射抜く。だが、朱音はそこで諦めない。己の感情を乗せるだけではない、聴衆と魂を通わせる「演じる」ことの真髄を掴み取る。そして迎えた学生落語の頂点・可楽杯。憎き父を破門にした阿良川一生が審査員として待ち受ける大舞台へ、朱音は師匠・志ぐまから課された過酷な条件を背負い、一歩を踏み出す。

⚠️ ネタバレを含みます。

老人ホームという名の戦場。朱音は最初、客の顔色を伺い、ただ技術を披露することに固執して惨敗する。しかし、享二の「客を観察しろ」という助言を咀嚼し、個々の生活を背負う彼ら一人ひとりに届く呼吸を見つけ出すことで、笑いの渦を巻き起こす快感を覚える。それは彼女が初めて手にした、自分の芸で誰かを動かすという実感だった。興奮も冷めやらぬまま、朱音は学生落語の最高峰・可楽杯への参加を決意する。しかし、そこには父を破門にした元凶、阿良川一生が座っていた。一生を前にして、果たして自分は納得のいく高座を上げられるのか。志ぐま師匠は朱音に、単なる参加ではなく、誰にも真似できない「自分の型」を確立して挑むことを条件に挙げる。朱音は古典の解釈を徹底的に掘り下げ、亡き父の面影を追いかけるだけの自分と決別する稽古に没頭する。楽屋の緊張、高座に上がる前の独特の静寂、そして一生の鋭い眼光。朱音が磨き上げた一席が、会場の空気を支配する瞬間が今、幕を開ける。技術の向上を超えた先にある、演者としての覚醒がここにある。
著者末永裕樹 / 馬上鷹将
出版社集英社
レーベルジャンプコミックス
発売日2022-08-04
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